
夏になると「食欲がない」「散歩に行きたがらない」「寝てばかりいる」といった様子が見られることはありませんか?
それは犬の夏バテかもしれません。
犬は人よりも暑さに弱く、日本の高温多湿な夏は大きな負担になります。夏バテを放置すると熱中症につながることもあるため、早めの対策が重要です。
この記事では、犬が夏バテになる原因や症状、今日からできる予防法・すでに症状が出てしまったときの対処法、おすすめの暑さ対策アイテムまで詳しく紹介します。
📌 このページでわかること
注目度ナンバーワンッ!
hakutakagamiドッグウェアコレクション →犬は人のように全身で汗をかいて体温調節できません。
肉球から少量の汗をかく程度で、主に「パンティング(ハァハァと呼吸すること)」によって熱を逃がしています。
しかし気温や湿度が高いと、この体温調節がうまくできず、体に熱がこもってしまいます。 特に日本の梅雨から真夏にかけては湿度も高いため、犬にとって非常に過ごしにくい季節です。
1. 高温多湿の環境
犬は湿度にも弱い動物です。
気温がそれほど高くなくても湿度が高いと体温が下がりにくく、体力を消耗します。特に湿度が70%を超えると放熱がさらに追いつかなくなり、夏バテだけでなく熱中症のリスクも急上昇するため注意が必要です。
2. 水分不足
暑い日は普段以上に水分が必要です。
十分に水を飲めないと脱水状態になり、夏バテや熱中症のリスクが高まります。
3. 食欲の低下
暑さで胃腸の働きが弱くなると食欲が落ちます。
栄養不足になることで体力も低下し、さらに夏バテが悪化する悪循環に陥ります。
4. 散歩時間が暑すぎる
真昼のアスファルトは60℃以上になることもあります。
肉球をやけどするだけでなく、地面からの照り返しで体温が急激に上昇します。
5. 冷房の効きすぎによる自律神経の乱れ
涼しい室内と暑い屋外を頻繁に行き来すると、体温調節を担う自律神経が乱れやすくなります。
冷風が直接当たる場所で長時間過ごすと体が冷えすぎてしまい、血流や消化機能が低下し、かえって食欲不振やだるさにつながることもあります。
次のような様子が見られたら夏バテを疑いましょう。
これらの症状が続く場合や意識がもうろうとしている場合は、熱中症の可能性もあるため早めに動物病院を受診してください。
愛犬の首の後ろあたりの皮膚を優しくつまんで軽く持ち上げ、離してみましょう。皮膚がすぐに元の位置に戻れば問題ありませんが、戻るまでに2秒以上かかる場合は脱水のサインである可能性があります。水分摂取量を見直すとともに、様子が改善しない場合は動物病院に相談しましょう。
なお、犬の1日に必要な水分摂取量の目安は体重1kgあたり約20〜45mlとされています(体格や運動量、気温によって個体差があります)。普段の飲水量と比べて明らかに少ない場合は注意しましょう。
夏バテ自体は熱中症のように緊急対応が必要な症状ではありません。しかし放置すると胃腸の働きが低下したままになり、栄養素を吸収しにくい状態が続きます。その結果、免疫力が落ちて体調を崩しやすくなったり、持病がある犬では症状が悪化したりすることもあります。
また「夏バテ」という名前がついていても、夏が終われば自然に回復するとは限りません。ダメージが長引き、秋や冬になっても体調不良が続くケースもあるため、軽視せず早めにケアすることが大切です。
普段の食事にひと工夫加えることも、夏バテ予防につながります。与える際は少量から始め、体調を見ながら調整しましょう。
| 食材 | 期待できる効果 | 与える際の注意点 |
|---|---|---|
| きゅうり | 水分が豊富で手軽な水分補給に | 与えすぎると水分過多で下痢の原因になることも |
| 完熟トマト | 水分・リコピン・βカロテンを補給 | ヘタには有毒物質があるため必ず取り除く |
| かぼちゃ・ゴーヤ・スイカ | 旬の野菜で水分・栄養補給に | 種は取り除き、食べやすい大きさにカット |
| 豚肉・馬肉 | 疲労回復に役立つビタミンB1、低カロリーで鉄分も豊富 | 脂身の少ない部位を選び、必ず加熱する |
| お酢・黒酢 | クエン酸による疲労回復、食欲増進のサポート | 飲水に数滴から試し、様子を見ながら量を調整 |
冷たい食べ物(犬用アイスやシャーベットなど)は体を冷やしすぎて胃腸に負担をかけることがあるため、あくまでおやつ程度の少量にとどめましょう。
暑さへの強さは犬種・年齢・体格によって異なります。特に次のようなタイプの犬は夏バテしやすい傾向があるため、注意して様子を観察してあげましょう。
また、トイプードル・マルチーズなどのシングルコート犬やサマーカット後の犬は、紫外線が皮膚に直接届きやすいため、冷感ウェアなどで皮膚を保護してあげるのもおすすめです。
夏バテと熱中症はどちらも夏の暑さが原因で起こりますが、緊急性が大きく異なります。
夏バテは体力や食欲が徐々に落ちていく状態で、命に関わることは基本的にありません。
一方、熱中症は体温が急激に上昇して自力で下げられなくなる状態で、対応が遅れると命に関わることもあります。

どんなに気をつけていても、体調の変化が出てしまうことはあります。軽度の夏バテに気づいたときは、次のような対応を心がけましょう。
以下のような症状が見られる場合は、単なる夏バテではなく脱水症状・熱中症・内臓疾患など命に関わる状態の可能性があります。ひとつでも当てはまる場合は「様子を見る」のではなく、できるだけ早く動物病院を受診してください。
素材によります。厚手の服は熱がこもりやすいですが、接触冷感素材や通気性の良い夏用ウェアなら暑さ対策として活用できます。
犬種によって異なりますが、一般的には25℃を超えると暑さ対策を意識し始めるのがおすすめです。30℃を超える日は特に注意しましょう。
真夏は無理に消さず、室温を一定に保つほうが犬の体への負担が少なくなります。室温24〜26℃・湿度50〜60%を目安に管理しましょう。
軽度であれば、涼しい環境と水分・食事の見直しで数日〜1週間程度で改善することが多いです。ただし食欲不振や嘔吐・下痢が長引く場合は、夏バテ以外の病気が隠れている可能性もあるため、早めに動物病院に相談しましょう。放置すると秋以降まで体調不良が続くこともあります。
夏バテは食欲低下や元気のなさが数日かけてゆるやかに進みますが、熱中症は激しいパンティングやふらつきなど、短時間で急激に症状が悪化します。呼吸が苦しそう、歯ぐきの色が悪い、意識がもうろうとしているといった様子があれば、迷わず動物病院を受診してください。
フレンチブルドッグ・パグなどの短頭種、柴犬・ポメラニアンなどのダブルコート犬種、そしてシニア犬・子犬・肥満気味の犬は特に夏バテしやすい傾向があります。愛犬がこれらに当てはまる場合は、より丁寧に室温管理や水分補給を行いましょう。
犬は人より暑さに弱く、夏バテや熱中症のリスクが高い動物です。
毎日のちょっとした工夫が、愛犬の健康を守ることにつながります。
夏バテ予防のポイント
◎エアコンで室温・湿度を管理する(冷やしすぎにも注意)
◎水分補給をこまめに行う(1日の目安量を意識)
◎涼しい時間帯に散歩する
◎ブラッシングで抜け毛を減らす(カットのしすぎには注意)
◎消化の良い食事とおすすめ食材を取り入れる
◎冷感グッズを活用する
◎接触冷感ウェアを取り入れる
◎症状が出てしまったときは無理させず、危険サインが見られたら早めに動物病院へ
◎暑い季節でも快適に過ごせる環境を整え、愛犬と元気に夏を楽しみましょう。
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